Amazonセラーセントラルのアカウントを解約する方法とは

Amazonについて

Amazonでの販売に挑戦してみたものの、思うような成果が上がらない・運営の負担が大きい等で撤退を考える場合があります。Amazon販売の始め方についてはさまざまな情報があふれていますが、やめ方については意外と情報がなく、戸惑う方もいるかもしれません。今回は、Amazonセラーセントラルのアカウントを解約する方法を解説します。

解約する前に検討すべき点

Amazonセラーセントラルのアカウントを解約しようと考えている方は、具体的な解約の方法をお探しかと思いますが、手続きの前にぜひ確認・検討してほしい事項があります。

解約したアカウントは元に戻せない

最も重要なのは、解約したアカウントは元には戻せないという点です。一旦解約してからやはりAmazon販売を再開したいと思っても、解約してしまったアカウントを復元することはできず、新しい別のアカウントで一からのスタートとなります。せっかくこれまで積み上げてきた販売実績は全てリセットされてしまうため、本当に解約して問題ないか慎重に検討する必要があります。

下記で説明するように、月額費用をかけずにアカウントを維持する方法もあります。世の中の環境の変化によってあるとき急に追い風が吹き始めるケースもあるかもしれません。そんなとき、アカウントを改めて新しく作成するよりも今あるアカウントを活用できたほうが有利になることも考えられます。

コスト面の問題なら小口出品へ切り替え

毎月かかるコスト面が負担ということであれば、大口出品から月額費用のかからない小口出品に切り替えるのもひとつの方法です。

大口出品は¥4,900/月+販売手数料、小口出品は¥100/商品+販売手数料という費用体系になっています。毎月の売上点数が49点以下であれば小口出品のほうが低コストなので、そのくらいの規模感であれば小口出品に切り替えて販売を継続すると負担感は少なくなります。もちろん、将来的に販売が伸びてくるようであればそのときに再度大口出品に切り替えてもOKです。

小口出品への切り替えは、セラーセントラルの出品用アカウント情報 – サービスの管理 から行うことができます。ただし、即日ではなく月単位での変更になるので注意してください。

プロに相談することで改善できることも

これまで楽天市場やヤフーショッピングで一定の成果があり、Amazonにも進出したがあまりうまく行かなかったという場合、他のモールとは異なるAmazon特有の事情に沿った対策ができていないことがネックになっている場合があります。

また、ECが初めてという方の場合、経験豊富なプロのノウハウを取り入れることで劇的に状況が改善するケースも考えられます。

売上はしっかり上がっているが、商品登録などの作業負担が大きいということであれば、商品登録作業を代行・アウトソースするというのもひとつの選択肢となります。

売上が伸びない・商品登録作業の負担が重い等、自己流での取り組みに限界を感じているという場合、セラーセントラルのアカウントを解約する前にAmazon販売のプロにぜひ一度ご相談ください。売上アップや店舗運営改善の道筋を見つけるお手伝いができる可能性があります。

解約の事前準備

さまざまな要素をじっくり検討したうえで「解約」の最終結論に至った場合、事前準備をしっかり行ってから解約の手続きへと進みます。

性急に解約の手続きだけを進めてしまうと、入れ違いに注文を受けてしまう・すでに入っていた注文や返品・キャンセルの連絡を放置してしまう等で思わぬトラブルにもなりかねません。お客様の立場にしてみれば、注文したはずの商品が届かない・返品やキャンセルの連絡をしたが出品者と連絡がつかないというのは非常に困る事態です。そうならないよう、ひとつずつ順を追って解約の事前準備を行ってください。

出品の停止

まずは出品中の商品の停止です。すべての商品について在庫数をゼロに設定しましょう。これによって、解約の手続きと入れ違いに注文が入ってしまうのを防ぐことができます。

通常の在庫管理と同様の操作なので特に難しいことはありませんが、うっかり忘れてしまうことがないよう確実に行ってください。

受付済の注文の対応

出品を停止する前に入っていた注文の処理がすべて終わっているか確認します。もし終わっていない場合、発送などの必要な対応を完了させます。

返品・キャンセルの処理

返品やキャンセルの対応も同様です。「立つ鳥跡を濁さず」の言葉の通り、未処理のものを残さずすべてスッキリとした状態にしてからアカウントの解約を行いましょう。

FBAを利用している場合の処理

FBAを利用している場合、倉庫にある商品の「返送または所有権の放棄依頼」を行います。残っている商品を返送してもらうか、あるいは所有権を放棄し廃棄をAmazonに任せるかどちらかを選択します。

なお、返送または所有権の放棄依頼を行わない場合、30日経過後自動的に廃棄され、廃棄手数料が課金されます。Amazonのアカウント削除後、FBAの在庫を他で販売する予定であれば返送の依頼を忘れずに行ってください。

アカウントの解約手続き

画面右上の歯車アイコンから「出品用アカウントを選択」をクリックします。

画面左側のメニューから「アカウントの管理」を選択し、「アカウントを閉じる」をクリックします。

サポートフォームが表示されました。一番下の「私の問題は掲載されていません」を選択し、アカウントを解約したい旨を記入・送信します。

Amazonセラーセントラルのアカウントを解約する方法とは まとめ

Amazonへ出店したものの、成果が上がらない・費用や労力の負担が大きい等でアカウントの解約を考える場合があります。小口出品に切り替えて月額費用を抑える、プロにAmazon出店戦略についてのアドバイスを受ける等で状況を変えられる場合もあるので、解約する前にぜひそういった手段もご検討ください。それでもやはり解約となった場合、出品中の商品を停止し、すでに受けている注文や返品の処理を確実に行ったうえで解約に進んでください。FBAを利用している場合は在庫の返送もしくは廃棄の手続きも必要です。

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