Amazonといえば、他の大手モールやブランド公式ECサイトと比べて配送がスピーディーですぐに手元に届くというイメージがあります。しかし、ときには注文した商品がなかなか届かないこともあるかもしれません。Amazonの配送が遅い場合、どのような原因が考えられるでしょうか。
Amazonの配送が遅い原因
Amazonの配送が通常よりも遅くなる原因はいくつか考えられます。まずは、下記に挙げるものに該当しないかチェックしてみましょう。
注文が殺到している
プライムデー・プライム感謝祭・ブラックフライデーなどのAmazonの大型セールイベントの開催時は、通常よりも多くの注文が集中し、発送が遅れるケースがあります。
セール以外でも、テレビで取り上げられた・SNSでバズった等で特定の商品に注文が殺到するケースもあります。
このような場合、普段であれば1日程度で発送されるはずが、注文してから発送されるまでに4〜5日要することがあります。
Primeマークがない商品だった
Primeマークがついていない商品の場合、マークがついている商品と比べて配送が遅くなります。
こちらの商品はPrimeマークがついておらず、「通常4〜5日以内に発送します」と表示されています。こうした表示をうっかり見落としてしまうと、Amazonの配送は遅いと感じてしまうかもしれません。
「できるだけまとめて発送」になっている
Amazonで複数の商品を購入する際、「できるだけまとめて発送」というオプションが表示される場合があります。これを選択した場合、例えば、1日で発送可能な商品が発送に3日かかる他の商品とまとめて発送され、届くのが遅くなる場合があります。
支払いが完了していない
支払い方法としてコンビニ払い・電子マネー払いなどを選択した場合、商品の発送は支払いの確認ができてからになります。これらのような前払いの支払い方法を選んだにも関わらず、支払いが行われない場合、商品は発送されません。
また、クレジットカードの限度額を超過した・カード情報の入力ミスがあった等の場合にも、決済が行われず支払いが確認できないため商品が発送されません。
送り先の住所が間違っている
配送先の住所が間違っていた場合、すぐに発送されたとしても配送業者が商品の届け先を見つけられず、返送されてしまいます。
引っ越しの前後でAmazonで買い物をした場合、住所変更のタイミングによってこうしたトラブルが起きることがあり得ます。また、初めてAmazonを利用する際にも、番地を間違えて入力した・部屋番号を入力し忘れた等のミスによって届くのが遅れる場合があります。
Amazonの配送が遅くなるのを防ぐ確認ポイント
予期せぬ要因によってAmazonの配送が遅くならないよう、下記の点をぜひ確認してみてください。
大型セール期間を避ける
プライム感謝祭などの大型セール中は、通常よりも注文量が増加し、届くのが遅くなりがちです。価格よりもスピードを重視する場合、近日中にセールが開催されると予告されていてもあえてセール開始前に注文するほうがよいかもしれません。
反対に、多少届くのが遅くなってもよいのでお得なセール価格で購入したいという場合は、大型セール期間中に注文するのがおすすめです。
Primeマークや出荷元を確認する
Prime会員であっても、Primeマークのついていない商品は発送に数日程度かかります。商品をカートに入れる際はPrimeマークの有無や表示されている発送日数の目安を確認するようにしましょう。
購入ボタンの近くに表示されている「出荷元」がAmazonになっている場合、Amazonの倉庫は24時間年中無休なので、連休や年末年始でもすぐに発送されます。出荷元がAmazonでない場合、出品者が発送を行うため、ショップの営業日カレンダーによってすぐに発送されないことがあります。
「できるだけまとめて発送」をオフにする
複数の商品を注文する場合、早く受け取りたい商品は「できるだけまとめて発送」ではなく「お急ぎ」などのオプションを選ぶようにしましょう。
商品や注文内容等によっては発送オプションが表示されない場合もありますが、もし複数の選択肢が表示されている場合、なるべく早く届くオプションを選択することで少しでも早く受け取ることができます。
Amazonの配送が遅いときの対応方法
注文をキャンセルする
Amazonの配送が遅いときは、注文をキャンセルして他のネットショップや実店舗で購入するという選択肢もあります。
Amazonが発送する商品の場合、発送準備開始前であれば注文履歴からキャンセルすることが可能です。出品者がAmazonではない場合、注文履歴からキャンセルできるのは注文後5分以内と非常に短くなっているため注意が必要です。
いずれの場合でも、なかなか届かないなと感じる頃にはキャンセル可能期間を過ぎてしまっていることが多く、あまり現実的な対応方法とはいえないかもしれません。しかし、注文直後に出荷元がAmazonではないと気付いたというようなケースでは、注文自体をキャンセルするというのもひとつの選択肢になり得ます。
Amazonに問い合わせる
配送が遅れている要因に心当たりがない場合、直接問い合わせてみましょう。
カスタマーサービスのページを開くと、直近で注文した商品が並んでいます。問い合わせたい商品を選び、クリックします。
いくつかのボタンが並んでいます。「注文内容の確認、変更、キャンセル」をクリックします。
「注文内容の確認、変更、キャンセル」の画面です。一番下にある「カスタマーサービスへ連絡」というボタンをクリックします。
電話もしくはチャットで問い合わせることができます。電話の場合、自分の電話番号を入力し、Amazonからの折り返しを待つ形になります。
ただし、時間帯やオペレーターの空き状況などによって希望する手段での問い合わせができない可能性もあります。
Amazonの配送は本当に遅いのか？楽天・Yahoo!ショッピングとの比較
「Amazonの配送、最近遅くない？」という声を耳にすることが増えてきました。かつては「当日配送」「お急ぎ便」といった圧倒的なスピード感で他のECサイトをリードしていたAmazonですが、近年はその配送スピードに変化が見られます。特に、プライム会員でも翌日配送にならなかったり、日時指定ができなかったりといったケースが報告されています。
一方で、楽天市場やYahoo!ショッピングも出店者ごとに配送体制が整備され、即日発送や翌日到着に対応する店舗も増加中。地域や商品の種類によっては、楽天やYahoo!ショッピングの方が早く届いたというユーザーの声も散見されます。特に楽天では「あす楽」対象商品、Yahoo!では「優良配送」マーク付きの商品が配送の早さをアピールしており、信頼性が高まりつつあります。ただし、Amazonが自社倉庫（フルフィルメント by Amazon：FBA）を利用している商品については、今でもスピード・正確性ともに業界トップクラス。一方、マーケットプレイス（外部出品者）商品の場合、出荷元によっては楽天やYahoo!と同様、配送にばらつきが出ることもあります。つまり、「Amazon＝最速」という図式は、近年やや変わってきており、商品や出品者の配送体制によって状況は変わるのが現実です。利用者としては、購入前に「発送元」「配送方法」「到着予定日」をよく確認することが、満足度の高い買い物につながると言えます。
Amazonの荷物が遅い！考えられる原因と今すぐできる確認ポイント まとめ
Amazonで購入した商品が届くのが遅い場合、その原因として考えられるものはいくつかあります。大型セール開催中などで注文が殺到している、Primeマークのない商品、「できるだけまとめて発送」を選択しているといった要因のほか、支払いが完了していない・配送先住所が間違っているということも考えられます。配送スピードを重視する場合、セール期間中を避け、発送元がAmazonになっている商品を選ぶこと等が有効です。要因に心当たりがないが配送が遅いという場合は、Amazonのカスタマーサービスへ直接問い合わせてみてください。
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