Amazonでの出品作業の際、エラーが発生して出品ができなかった経験のある方は多いのではないでしょうか。エラーが発生する理由はさまざまで、対処方法もそれぞれ異なります。特に最近はブランド関連でのエラーが多くなっていますが、その他にもさまざまな理由で発生します。Amazonに出品するのであれば、どんなエラーが起きやすいかぜひ一度確認しておくことをおすすめします。
エラーコードの重要性
エラーが発生して作業が止まってしまうのはストレスフルなものですが、少しでもスムーズに解決に向かうためにぜひエラーコードを確認することをおすすめします。
エラーコードによって、どんなエラーがどのような理由で発生したのか特定しやすくなり、解決方法も見つかりやすくなります。セラーセントラルのヘルプで調べるだけで分かるケースもあればサポートに問い合わせが必要になるケースもありますが、ぜひエラーコードを確認するようにしてください。
もしエラーコードが分からないと、どのような状況・どのようなデータでエラーが起きたのか等、調査に時間がかかり、遠回りになってしまいます。
Amazonのエラーコードは、4桁の数字で表されます。エラーメッセージでは、例えば「◯◯について、以下の項目が不足しています。詳しくはエラーコード：8058のヘルプページをご覧ください。」のように表示されます。
エラーコード【5665】
エラー5665が発生すると、「ブランドネームポリシーに準拠していることを確認のうえ、登録商標の場合はブランドレジストリへ登録を、そうでない場合はサポートへ連絡し5665 エラーを報告してください」というメッセージが表示されます。
このエラーはブランド名が許可されていない場合に発生します。エラーを解消するためには、実際に商品にそのブランド名が記載されていることを示す必要があります。ブランド名が商品またはタグ・パッケージ等に表示されていることが分かるような写真を撮影し、サポートに申請してください。
商品にブランド名が直接印刷・印字・刻印されている等、商品とブランド名の結びつきがはっきりと分かる形だと最も望ましいです。もしくは、縫い付けられている布タグ等です。取り外しが可能な紙タグ等の場合、ケースバイケースでAmazon側の判断が変わる場合もあるようです。
ブランド主やメーカーや自社の製品・PB商品の場合はそれほど問題になりませんが、仕入れ商品などでこれらのエラーが出る場合ですと取引証明や関係性書類、実際の商品の写真などをAmazonへ提出する必要があります。また、自社商品であっても、ブランドロゴや表記（商品ラベルや商品のパッケージ表示の部分）にてアマゾンのブランド申請にて5665エラーを突破できない場合もあります。これらの判断基準はAmazon側がだけに存在しマニュアル等では開示されてない基準があるようなので、仕入れ先や輸入商品などであればインボイスや取引するための売買契約書などAmazonにて販売することを前提として準備してく事は1つのリスク回避になると思います。特にAmazonでの販売売上率が他ECモールと比べて多い場合は特に重視した方が良いでしょう。
エラーコード【5461】
上記の5665と同様、ブランド名に関連したエラーです。出品者がブランド所有者に関連付けられていない場合に発生します。近年Amazonでブランドの管理が厳格化しているため、以前であればエラーなく登録できたようなケースでもこうしたエラーが発生することが多くなっています。
このエラーが発生した場合はサポートに連絡し、指示に従ってブランドやメーカーなどの情報・エラーのスクリーンショット・商品画像等を提出する必要があります。場合によっては取引関連・契約書関連などを求められることもあり、正規の取引を行っている場合でも解除の難易度がかつてよりも高くなっています。
最近、私たちの会社でも、ブランドの許可を受けた後数ヶ月で再び同じエラー（5461エラー）が発生することがよくあります。この問題を解決するには、再度申請プロセスを経る必要があります。商品データの準備や仕入れのタイミングによって異なりますが、商品の登録や購入前に必ずエラーの有無を確認することが重要です。ブランドを少数しか取り扱っていない場合は、このプロセスを細かくフォローすることができますが、多くのブランドを管理している場合、毎月多大な労力が必要になり、商品登録の遅延の原因となり得ます。このような場合は、申請が失敗する時点や前回の申請日などを記録し、発生したエラーコードをまとめて対応する流れを作る必要があります。Amazonに対してこの作業の必要性を問いただしたくなるほどですが、不満を言っても始まりませんので、ただ黙々とエラー対応を続け、Amazonでの商品登録をより効率的に進める方法を見つけ出すしかありません。
新規出品時にJANコード関連で問題があるとエラーコード8572が発生することがあります。例えば、GS1によって登録されていない等です。
ブランド所有者である場合はGS1が発行する証明書のコピー等、ブランド所有者でない場合はメーカーまたはブランドの契約書のコピー等の提出が求められます。
こうしたエラーの発生に備え、JANコードやブランドに関する証明書・契約書等は確実に手元に保管しておくことが望ましいです。
エラーコード【8026】
エラーコード8026は、出品しようとしているカテゴリーに権限がない場合に発生します。一部の商品・ブランド・カテゴリー・サブカテゴリーは出品する前に許可を得ておく必要があるため、もしこのエラーが発生した場合はセラーセントラルから出品許可の申請を行ってください。
出品許可が必要なカテゴリーと商品について、詳しくはセラーセントラルに掲載されています。
エラーコード【8575】
短時間のうちに大量の新規出品を行った場合、ASIN作成権限が一時停止され8575エラーとなる場合があります。通常は一週間ほどで自動的に修正されます。
Amazonで実績のない出品者は、一週間に新しく出品できる数が制限されています。売上の増加に伴ってこの制限数は増加します。具体的な制限数はセラーセントラルには明記されていませんが、出品する際は力を入れたい商品・重要度の高い商品から優先的に出品していくのがよいでしょう。
エラーコード【8541】
エラーコード8541はシングルマッチングエラーと呼ばれます。同じJANコードをもつ商品がすでにAmazonに登録されているが、商品名などの情報が一致していない場合に発生します。
すでにAmazonに登録されている商品の内容を確認し、出品しようとしている商品と同じものであれば、新規出品ではなく相乗り出品の形に切り替えます。もし商品の内容が異なる（別の商品が同じJANで出品されている）ようであれば、サポートに連絡して指示を仰ぎます。
エラーコード【4400】
規約違反・季節的な制限・購入者からの苦情によって出品者の権限に制限がかかっている場合に発生します。Amazonからの出荷のみに権限が限定されている場合、出品者出荷での販売はできません。
出品情報をAmazonからの出荷に切り替えるか、出品者出荷でいく場合はパフォーマンス通知の内容を確認してサポートに問い合わせる、パフォーマンス改善計画を提出する、権限を回復するための異議申し立てを行う等の対応を検討します。
エラーコード【8058】
在庫ファイルテンプレート内の特定のフィールドに入力がない場合にエラーコード8058が発生します。処理レポートを参照して指定されたフィールドを入力し、再度在庫ファイルを送信します。
在庫ファイルのうち、一部のフィールドはシステムの処理上入力が必須です。テンプレートの上部に太字で表示されているのが必須フィールドなので、その部分は必ず入力するようにしてください。
Amazonエラーコード解説 まとめ
Amazonで出品を行う際にさまざまな理由でエラーが発生する場合があります。エラーが発生したときは、エラーコードを確認しておくことで原因の特定や解消に結びつきやすくなります。近年はAmazonがブランド保護の姿勢を強めていることもあって、ブランドやJANに関連するエラーが発生しやすくなっています。従来であれば問題なく出品できたようなケースでも、エラーとその対応に追われて出品作業が思うように進まないといった声も多く聞かれます。
Amazon 商品登録代行 のブランド関連登録はエラーコードの戦いです。事前にエラーが出ている部分と現状をお伺いしてどのような対応が良いのかを探る作業になります。但し基本的にはエラー解決だけの仕事はお伺しておりませんが、1品でも商品登録代行の依頼と同時で頂けると助かります。文中にも書きましたが一度エラーを解消しても再び同様のエラーがAmazonにて発生することはままある事です。これらのAmazon 商品登録にて効率的にかつ商品登録代行をうまくつかって作業を進めて売上に直結させていくかを検討頂く必要があります。
Amazon 商品登録代行 Amazon 商品登録外注 なら商品登録センターまでお気軽にお問い合わせください。
