今更聞けないAmazon出店、メリットデメリット

Amazonといえば、知名度が高く利用している人も非常に多いサイトです。他のECサイトと比べても、Amazonは品揃えが豊富で欲しい物がなんでもある、注文したものがすぐ届くといったイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。

Amazonは、買い物をする人にとってだけでなく、ネットショップを出店しようとする人にとっても魅力的な存在です。Amazon出店のメリット・デメリットをさまざまな角度から整理してみましょう。

Amazonとは

Amazonはジェフ・ベゾスによってアメリカで設立され、1995年にオンライン書店Amazon.comとしてサービスを開始しました。日本では、2000年にAmazon.co.jpがオープンしました。

当初は書籍のみを扱っていたAmazonですが、取扱い商品カテゴリの広がりとともに売上高はどんどん伸び続け、2021年の日本事業の売上高は約231億ドル、円換算で約2兆5千億円という規模になっています。

ニールセンの調査によると、2021年12月の日本国内の月間デジタル視聴者数は楽天が約5,100万人、Amazonが約4,700万人となっており、3位のYahoo!ショッピングの約2,200万人を引き離して楽天とAmazonの2強状態となっています。

引用:ニールセン https://www.netratings.co.jp/news_release/2022/02/Newsrelease20220225.html

Amazon出店のメリット

簡単に出品できる

ネットショップ出店者にとってのAmazonの最大のメリットは、非常に簡単に出品できる点です。

Amazonは、1商品につき1ページを基本とする「カタログ型」のショッピングサイトで、楽天市場やYahoo!ショッピングのように各店舗がお店ごとに商品ページを作成する「モール型」とは異なる仕組みになっています。

このため、既にAmazonで販売されている商品であれば、価格・在庫数・コンディション(新品/中古の区別)という最低限の項目を入力するだけで非常に簡単に出品することができます。商品画像や商品説明文の作成といった手間のかかる作業をパスできるのは、Amazonならではの利点です。

固定費が安い

Amazonの場合、毎月の固定費となる出品プランの料金が非常にリーズナブルです。毎月49点以上の商品を販売する「大口出品」の場合で4,900円/月となっており、ネットショップ出店が初めての方でも挑戦しやすくなっています。

楽天の場合だと最も安いプランでも月額出店料が19,500円/月であるのに比べると、固定費の安さは一目瞭然です。

集客力が高い

Amazonは、最近ではECモールとしてだけでなく、Prime VideoやAmazon Music Primeなどのサービスでも人気が高まっています。日頃からスマホやタブレットでPrime Videoの映画やドラマ・アニメを楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。

Amazonプライム会員の場合、ショッピングの際に無料でお急ぎ便やお届け日時指定便といったサービスを受けられるため、ネットで何か買うとしたら他のモールではなくAmazonでという傾向が強くなっています。2021年にはAmazonプライム会員は全世界で2億人を突破し、Amazonの集客力の高さに繋がっています。

購入意欲の高いユーザーが多い

Amazonの利用者は、ゆっくりいろいろなものを見て回るというより、これと決めた商品をスピーディーに購入する傾向があります。2021年4月の株主向け年次報告書によると、約3割のユーザーが3分以内に決済終了しているということです。

つまり、Amazonを訪れるときには最初から「買うつもり」であり、目当てのものが見つかればすぐに買うという行動パターンが強いといえます。

Amazon出店のデメリット

価格競争が厳しい

Amazon出店のデメリット面は、なんといっても価格競争の厳しさです。

こちらの商品の場合、「カートに入れる」または「今すぐ購入」をクリックすると、その下に表示されている「出荷元 Amazon.co.jp」から購入する形となります。

ページ内には他の出品者を選択するオプションも用意されていますが、目立ちにくく、ユーザーがこちらを検討する可能性は高くありません。

そのため、「カートに入れる」ボタンの囲みのなかに表示される=カートを取ることが非常に重要になります。

カート獲得にはいくつかの要素があり明確な基準は公開されていませんが、最重視されているのは価格といわれています。そのため、複数の出品者が相乗りしている商品では価格競争が苛烈になる傾向があります。

リピーターが付きづらい

「モール型」の楽天やYahoo!ショッピングであれば、「見やすく魅力的な店舗トップページ」「訴求力の高い商品説明」「定期的なメルマガ発行」といったアプローチでお客様に店舗のファンになってもらい、リピーターとして継続的に利用してもらうといった取り組みで高い成果を上げている店舗が多くありますが、「カタログ型」のAmazonの場合こうしたセオリーが通用しません。

そのため、楽天など他のモールで実績がある店舗であっても、Amazonに関しては別物と考えて取り組んでいく必要があります。

自力で戦略を考える必要がある

例えば楽天の場合、出店すると担当のECコンサルタントが付き、店舗運営のアドバイスや企画の提案をしてもらうことができます。実際のところコンサルタントの質にはバラつきがあり、非常に頼りになると感じている人もいればそうではないケースもあるようですが、特にEC出店が初めての方にとっては迷ったときに相談相手がいるというだけでも心強い面はあるのではないでしょうか。

Amazonの場合、カスタマーセンターはあるものの、思うように売れないがどうしたらいいかというような相談に乗ってくれるものではないので、戦略面については自ら考えていく必要があります。

今更聞けないAmazon出店、メリットデメリット まとめ

Amazonは日本のEC市場において楽天と肩を並べる存在であり、出店者にとっては集客力の高さやユーザーの購買意欲の高さ、出品のしやすさなどがメリットとなっています。その反面、価格競争の厳しさや他店でのセオリーが通じにくい等のデメリットもありますが、価格競争力の高い商品であれば、他の出店先ではありえないような爆発的な売上を作れる可能性も秘めています。Amazonへの出店にあたっては、こうしたメリット・・デメリットを理解した上で判断するとよいでしょう。

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