Amazon手数料 本当は高い?安い? 2022年度版

Amazon手数料 本当は高い?安い? Amazon商品登録代行 Amazonについて
Amazon手数料 本当は高い?安い? Amazon商品登録代行

Amazonで販売を行っていくうえで避けて通れないのが手数料です。販売で利益を上げていくためには、手数料について正しく理解しておくことが欠かせません。手数料が思った以上にかかっていて利益率を下げていたということがないよう、ぜひ一度確認しておきましょう。

Amazon手数料 本当は高い?安い? Amazon商品登録代行

Amazon手数料の概要

Amazonで発生する手数料は、大きく分けて下記の4つです。

・出品プランによる手数料

・販売手数料

・大量出品手数料

・FBA手数料

出品プランによる手数料は、大口出品または小口出品という2種類のプランによって発生する手数料です。

販売手数料は、商品を販売するごとに課せられる手数料です。手数料率と最低販売手数料は商品カテゴリーによって異なります。

大量出品手数料は、月間の出品SKU数が一定の数を超えた場合に適用される手数料です。

FBA手数料は、Amazonによるフルフィルメント業務代行サービスであるFBAを利用した際に発生する手数料です。

出品プランによる手数料

Amazonでは大口出品と小口出品の2種類の出品プランがあります。

大口出品

大口出品は、月間登録料として4,900円(税別)がかかる代わりに1商品ごとの成約金がかからないプランです。毎月の販売個数が50点以上になる場合は大口出品がおトクです。Amazonで一定規模以上で継続的に販売している場合、ほとんどの方はこの大口出品を選択しています。

小口出品

小口出品は、1商品につき100円の成約金が発生するプランです。大口出品とは異なり、定額の月間手数料はかかりません。毎月の販売個数が49点以下の場合、小口出品を選択したほうが割安になります。Amazonでの販売を始めたばかりでまだ見通しが立っていない場合などには小口出品を選択するケースもあります。

他のモールとの比較

Amazon出品の際に比較検討されることの多い楽天市場と比べると、Amazonの月額コストは非常に安く抑えられています。楽天の場合、月額が最も安価な「がんばれ!プラン」でも月間19,500円(税別)の年間一括払いとなっており、Amazonの大口出品の月額4,900円と比べると約4倍ものコストになっています。

ちなみにYahoo!ショッピングの場合、月額固定費は無料となっています。ポイント・キャンペーン原資や決済手数料等が発生するため完全無料というわけではありませんが、出店スタート時のハードルとしては非常に挑戦しやすいのが特徴です。

販売手数料

販売手数料は、実際に商品を販売するごとに発生する手数料です。

商品カテゴリーによって異なる販売手数料

販売手数料の設定は、商品カテゴリーによって異なります。

例えば「パソコン・周辺機器」の場合、販売手数料は8%・最低販売手数料は30円となっています。売上合計額(商品価格・配送料・ギフト包装料の合計金額)の8%と最低販売手数料の30円のうち、いずれか多い方が販売手数料となります。

商品カテゴリーによって、販売手数料は6%〜15%(Amazonデバイス用アクセサリは45%)、最低販売手数料はなしまたは30円となっています。

一部カテゴリは成約料金も

本、CD・レコード、DVD、ビデオ(VHS)といったメディア商品については、販売手数料15%に加えてカテゴリー成約料が発生します。

カテゴリー成約料は、本の場合80円、CD・レコード、DVD、ビデオ(VHS)の場合140円となっています。

なお、上記のカテゴリー成約料は日本の場合で、海外の場合は「アジア/グアム/マーシャル諸島/ミッドウェー/その他」「北米/中米/オセアニア/ヨーロッパ」「アフリカ/南米」という区分によって異なるカテゴリー成約料が設定されています。

大量出品手数料

Amazonで出品中のSKUの数が大量の場合、大量出品手数料がかかります。

大量出品手数料はSKU数が200万点を超える場合に発生し、1SKUごとに0.05円となります。なお、SKU数にはメディア(本、CD・レコード、DVD、ビデオ(VHS))は含みません。

例えば、月間の合計出品SKU数が500万点の場合、500万から200万を引いた300万点に対して大量出品手数料が発生し、300万×0.05=15万円となります。

Amazon出店を始めたばかりの時点ではあまり意識することはないかもしれませんが、販売規模がある程度大きくなってきた場合は大量出品手数料も考慮する必要があります。

FBA手数料

FBAとは

FBAは、商品の保管・注文処理・配送・返品に関するカスタマーサービスといったフルフィルメント業務を出品者に代わってAmazonが代行するサービスです。商品の保管・梱包・発送手配といった作業を自ら手作業で行う必要がなくなるほか、出品した商品に「primeマーク」がつくことで転換率向上にも効果的と言われています。

FBAのコストは、主に配送代行手数料と在庫保管手数料の2つです。

配送代行手数料

配送代行手数料は、商品の梱包・配送・カスタマーサービスの料金です。寸法と重量によって料金は異なり、例えば「標準サイズ区分1」は寸法33×24×28cm未満、重量1kg未満の場合に適用され、配送代行手数料381円となります。

小型・標準サイズ区分1〜4・大型サイズ区分1〜8・特大型サイズ区分1〜4の17種の区分があり、配送代行手数料は最小で282円〜最大で6,250円です。

在庫保管手数料

在庫保管手数料は、商品サイズと保管日数によって算出されます。

小型・標準サイズの場合、1月〜9月は下記のようになります。

5,160円 × [商品サイズcm3]/[10cm×10cm×10cm] × 保管日数 / 当月の日数

小型・標準サイズも大型・特大型サイズも、1月〜9月と10月〜12月で設定が異なります。例えば小型・標準サイズの場合、1月〜9月の数式で5,160円だった部分が9,170円となり、商品サイズ・保管日数・当月日数が同じでも10月〜12月のほうが在庫保管手数料が高くなるので注意が必要です。

その他の手数料

配送代行手数料・在庫保管手数料のほかに、FBA在庫を返送または破棄する場合の手数料、365日を超えて保管する場合の長期在庫手数料、商品ラベル貼り付けサービスを利用した際のサービス利用料などが、状況に応じて発生します。例えば長期在庫手数料は額としてはそれほど大きなものではありませんが、定期的に状況を確認し必要に応じて返送/破棄依頼を行う等すれば無駄なコストを抑えられる可能性もあります。

Amazon手数料 本当は高い?安い? 2022年度版 まとめ 200

Amazon出店を行う際に発生する手数料には、出品プランによる手数料・販売手数料・大量出品手数料・FBA手数料などがあります。基本的な月額費用という点では、Amazonは楽天よりは安く、Yahoo!ショッピングよりは高いといえます。しかし、販売手数料などを含めた総合的なコストに関しては、商品ジャンルや販売規模などさまざまな要素が関係するため一概には言えません。利益率などを考える際は、ぜひ今回解説した各種の手数料を考慮し参考にしてみてください。

Amazonへの商品登録外注などを検討されている場合は、お気軽にお問合せ下さい。