Amazonのメイン画像とサブ画像の作成ルールを再確認してみた

商品画像は、ページを訪れるお客様にとって非常に重要な要素です。視覚的なアピールによってお客様を引きつけ、しっかりと商品の魅力を伝える商品画像を用意することが大切です。

Amazonの場合、商品画像の作成にルールが定められています。楽天市場やヤフーショッピング等で画像の作成は慣れているという方も、Amazon特有のルールを今一度確認してみてください。

Amazon商品画像の重要性

お客様がAmazonの商品ページを訪れる最も主要なルートは、検索結果画面からの遷移です。

こちらは、Amazonで「トートバッグ」と検索した際の結果画面です。形状や色・サイズ等、さまざまなタイプのトートバッグが並んでいます。お客様はこの画面をスクロールして好みのものを探し、気になったものをタップして商品ページへと進みます。

検索結果画面には商品の価格やブランド名・配送・口コミ評価等さまざまな情報が掲載されていますが、商品写真はお客様が受ける印象を最も大きく左右するものと言えるのではないでしょうか。まず写真を見て好みに合うかどうかをチェックし、気になったものは価格等を詳しく確認するという流れでの判断を無意識に行っているケースが多いのではないかと思います。

商品ページ上で素材や機能等の素晴らしさをどれだけ効果的にアピールできていたとしても、検索結果画面に表示されている商品画像をタップしてもらえなければお客様は商品ページに到達しませんし、購入にいたることもありません。そのため、商品画像はAmazon販売において非常に重要な要素といえます。

メイン画像・サブ画像とは

メイン画像は、検索結果画面等で用いられる最も主要な商品画像です。サブ画像は、商品ページで表示される2枚目以降の商品画像です。

商品画像のなかでも、検索結果画面に表示されるメイン画像は特に重要性の高いものといえます。

ただし、Amazonの場合はメイン画像の作成ルールが他の大手モールと比べて非常に厳しく設定されており、店舗独自の工夫を盛り込む余地はほとんどないのが実情です。Amazonのメイン画像の場合、お客様をより引きつけられるよう積極的に工夫を凝らすというよりは、ルールを遵守し違反にならないように注意するという側面が強くなります。

サブ画像のほうはメイン画像と比べて自由度が高いので、さまざまなアイディアを盛り込み、よりクオリティの高い画像でお客様を購入に導けるよう工夫するとよいでしょう。

メイン画像の作成ルール

メイン画像の作成ルールには下記のようなものがあります。

・背景は純粋な白画像(RGB値255,255,255)
・販売商品のみを掲載
・画像全体の85%を占めるようにする
・タテ・ヨコのいずれかが1,000ピクセル以上(最小500〜最大2100ピクセル)

簡単にいうと、「白抜き必須・文字入れや装飾不可・余白が多すぎないように・サイズは1,000ピクセル四方」といったイメージです。

楽天はヤフー等よりもやや厳しいですが、それでも一定のルール範囲内で文字入れ等が認められているので、それと比べるとAmazonのメイン画像作成ルールは特に厳しく設定されています。

白抜きをしていない・装飾的な要素を入れている等、ルール違反のメイン画像を見かけることもあるかもしれませんが、検索対象外や出品停止といったペナルティを受ける可能性がある行為なので、きちんと規約に従ってメイン画像を作成しましょう。

Amazonのメイン画像の規約内でできる工夫というのはほぼありませんが、気をつけるとしたら「画像の品質」です。かなり昔にカタログからスキャンした画像で画質が粗い・白抜きがうまくいっておらずフチの部分がガビガビして見える等、単なる白抜き画像であっても品質的な部分で差がつく場合があります。Amazonの検索結果画面には白抜き画像がずらりと並ぶだけに、画質の差が印象を大きく左右しかねません。状況によっては、古い商品画像は再撮影する・白抜きが難しい複雑なものはプロに依頼する等、検討するのも一案です。

サブ画像の作成ルール

サブ画像は最大で8枚設定可能です。ただし、スマホで表示されるのは6枚までなので注意が必要です。

画像サイズについてはメイン画像と同じルールがありますが、それ以外の白抜き等のルールはないので、内容は自由に作成することができます。

商品ジャンルによっても異なりますが、正面以外の側面や背面・上からの写真、商品の特徴、使い方の説明、産地や製法・素材等についての説明、アパレルであれば着用イメージ等、商品についてより理解を深めてもらえるような内容を工夫してみましょう。

どのような画像を載せるかということと並んで大切なのが、どのような流れで見せるかという点です。特にスマホの場合、1枚目の画像をスワイプして2枚目の画像へ、2枚目をスワイプして3枚目というように、掲載されている順番に沿って画像を見ていくことが多くなります。商品のさまざまな特徴のうち、どれをどの順番で見せるかという点も考えて構成を作るとよいでしょう。

Amazonの商品ページをスマホで見たとき、「商品の詳細」欄はかなり下のほうにあってスクロールしないと見ることができません。商品登録の際きちんと文字情報を入力していても、スマホで閲覧しているお客様には気づいてもらいにくい可能性があります。特にアピールしたい内容については、サブ画像にも盛り込むことをおすすめします。

Amazonの販売画像1枚目のPRの仕方

Amazonで販売する1枚目の画像は、商品の特徴や魅力を伝えるために、商品を浮き立たせるために、白抜きの画像が使われることがありますが、販売につなげる1枚目の画像は、商品の実物をできるだけ正確に表現した、実物に近い画像が望ましいです。前述のように、1枚目は白抜きでなければなりません、他社競合を出し抜くために飾り付けや装飾をすることが出来ない以上、できるだけビジュアルの部分で良い画像を目指す必要があります。

 つまり、商品がどのような色、形、サイズ、ディテールを持っているかを可能な限り正確に表現する画像が必要となります。これはAmazonが望んでいる部分でもあります。また、2枚目移行には、商品が使用されている様子や商品の機能を表現する画像を追加することで、商品の魅力や使い方を伝えることができ、顧客の興味を引くことができます。そのため、商品の1枚目の画像は、商品を的確に表現し、商品の魅力を引き出すための画像にすることが望ましいです。

スマホ最適化を意識しよう

画像加工や商品登録作業はPCで行うことが多いため、実際のAmazon商品ページを確認する際もPCで見ている出店者さんが多いのではないでしょうか。

PCでの見栄えももちろん重要ですが、お客様はPCよりもスマホで見ている方が多いのが実情です。経済産業省の調査によると、2020年には日本国内での物販EC市場のスマホ比率は50%を超えています(*)。この割合はその後も増加していると考えられ、Amazonを含むEC出店にあたってスマホ最適化は不可欠です。

PCで見たときはあまり気にならなくても、スマホで見てみるとゴチャゴチャして見づらく感じられたり、字が小さすぎて読みくいと感じるケースがあるかもしれません。ぜひ一度実際にスマートフォンでの見栄えを確認してみてください。

(*)出典:令和2年度 産業経済研究委託事業 (電子商取引に関する市場調査) 報告書

Amazonのメイン画像とサブ画像の作成ルールを再確認してみた まとめ

Amazonの商品登録のなかでも重要な要素のひとつに商品画像があります。商品画像には、検索結果画面等で用いられるメイン画像と商品ページに掲載されるサブ画像の2種類があり、それぞれに作成ルールが定められています。Amazonのルールは他のモールと比べて厳しく、規約違反によるペナルティを受けることがないようきちんと規約にそって作成することが大切です。サブ画像については、特にスマホでの見栄えに注意しながら、商品の魅力が伝わるよう構成や内容を工夫して作成するとよいでしょう。

とはいっても、Amazonの画像作成や白抜き処理が大変・・時間がかかる、大量処理はできるだけ外注で依頼したいなどの需要は年々高まるばかりです。また、ある程度決まった形式で2~3枚目はカラバリ+カラバリ名、4~7枚目はディティールの画像、画像+説明文などの組み合わせでテンプレしたデザインに当てはめ系で量産したいなども、需要や依頼は多いです。単純に画像を白抜きだけなどでの依頼ももちろん対応可能ですが、複合的に量産したい場合なども依頼対象ですので、ぜひぜひ、Amazon商品登録代行 Amazon商品登録外注 を検討又はこれからもっとAmazonで商品出品 商品登録 を実施したい場合などはお気軽にお声がけくださいね。

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