Amazonでの買い物はとても便利なものですが、実際に手元に商品が届いてみると想像していたものと違っていたということも時にはあるのではないでしょうか。そうした際に思い浮かぶのが「返品」という手段です。今回は、Amazonへの返品のやり方について解説します。
Amazonへ返品できるケース
Amazonで購入した商品は、原則として商品到着から30日以内は返品・交換が可能です。
返品・交換の詳しい条件は、不具合による場合と購入者都合による場合で異なります。
不具合があった場合、全額返金もしくは同一商品との交換が可能です。返金の場合、送料・手数料・ギフトラッピング料を含め返金となります。ただし、バーゲンブックの場合を除きます。
購入者都合による返品希望の場合、未使用かつ未開封であれば全額返金、開封済みの場合は商品代金の50%を返金となります。送料・手数料・ギフトラッピング料は返金されません。
使用済もしくは開封済の消耗品・使用感のある商品・改造などを行った商品など、返品・交換ができないケースもあります。一部のメーカーでは未使用未開封であっても返品・交換ができないものもあるので注意してください。例えば、本記事執筆の2024年7月時点では、Apple製品(beats by dr.dreを含む)、ソニー(SONY)・ASUS・シャオミ(Xiaomi)のスマートフォン製品、日本サムスンのストレージ製品などは購入者都合による返品・交換は不可となっています。
また、商品によって独自の返品・交換の条件を定めているものがあります。例えば、書籍では本の帯の損傷や帯がないことによる理由での交換は不可、生花・植物はお客様都合による返品・交換は不可、等となっています。詳しくはAmazonのヘルプ「返品・交換の条件」をご参照ください。
なお、以上の説明はAmazonが発送する商品の場合になります。出品者が発送する商品の場合はAmazonではなく出品者へ返品する形となり、返品・交換の条件は出品者によって異なります。詳しくは出品者のプロフィールページの「返品および返金について」をご確認ください。
Amazonへの返品手続き
Amazonへの返品は、注文履歴から行うことができます。
注文履歴の画面から返品したい商品を探し、「商品の返品」をクリックします。
「返品の理由」から該当するものを選択し、コメントを記入して「次に進む」をクリックします。
必要な手続きを選びます。ここで提示される選択肢は状況によって異なります。希望するものを選択し、「次に進む」をクリックします。
返品方法を選択し、「返送手続きを開始」をクリックします。
返品する商品を梱包し、画面で選択した方法で返送します。商品が送られてきたときの段ボール等にそのまま戻して封をするのが最も簡単ですが、手元にある別の箱や封筒を使用しても問題ありません。必要に応じて緩衝材等を入れて輸送中の破損を防止しましょう。
集荷による返品
集荷による返品を選択した場合、指定した日時までに商品を梱包して用意し、集荷員に渡します。
集荷先の住所は商品が届いた先とは別の場所でも大丈夫です。自宅や勤務先など、都合に合わせて集荷先住所を指定することができます。画面で指定した集荷日時の変更やキャンセルはできないので十分注意してください。
営業所等への持ち込みによる返品
出張や外出などで不在がちな場合、ヤマト運輸の営業所やファミリーマート、宅配便ロッカー「PUDO」を利用した返品も可能です。持ち込みによる返品にはスマートフォンが必要になります。
返品手続きの画面に指示に従って操作すると、QRコードが発行されます。営業所・コンビニ・PUDOでQRコードを読み取らせ、荷物を発送します。
返品・返金の状況を確認する方法
発送後の状況を確認したい場合、注文履歴から見ることができます。
返品した商品の欄には「返品完了」と表示されています。さらに詳しく見たい場合、「返品状況を確認」をクリックすると返金処理の状況などが表示されます。
Amazonギフト券での返金が最もスピーディーで、返送した商品をAmazonが受領してから2〜4時間で残高に加算されると言われています。クレジットカードの場合は3週間以内が目安となっています。
返品をキャンセルする場合
返品の手続きを行ったものの、やはり取りやめたい(返品しない)という場合、返品をキャンセルすることができます。
返品手続きを行い、まだ商品を返送していない段階であれば、注文履歴には「返品開始」と表示されています。「返品状況を確認」をクリックすると「返品のキャンセル」というボタンがあるので、クリックします。
なお、集荷による返品を選択していた場合、集荷予定日当日の返品キャンセルの際は、Amazonへの手続きに加えてヤマト運輸サービスセンターへの集荷キャンセルの連絡を別途行う必要があります。
返品可能なのはAmazonを利用するメリットのひとつ
ECサイトはクーリングオフ制度の適用外で、特に記載がない場合は特定商取引法が適用され8日以内なら返品可となります。多くのサイトでは独自に返品ポリシーを定め、返品・交換が可能な条件や返品受付期間・返送料の負担などを明記しています。
Amazonでは原則として30日以内なら返品・交換可能となっており、試しに買ってみて、思っていたものとは違うようなら返品するということがしやすくなっています。購入者都合による返品の場合送料は購入者負担となりますが、手続きも簡単で、発送方法も集荷や持ち込みから都合のよいものを選べます。こうした点はAmazonを利用するメリットのひとつといえます。
なお、あまりにも高頻度で返品している・明らかに使用感のあるものを返品している等悪質な場合はペナルティを受ける可能性があります。返品の利用は良識の範囲内に留めましょう。
Amazonへの返品 やり方 方法のまとめ まとめ
Amazonで購入した商品は、到着してから30日以内なら返品・交換が可能です。商品に不具合がなく購入者都合による返品の場合、未開封・未使用であれば全額返金、開封済みの場合は50%返金となります。ただし条件によって返品・交換が不可の場合もあるので詳しくはAmazonのヘルプページでご確認ください。返品の手続きは注文履歴から行うことができます。商品を梱包し、集荷・営業所またはコンビニへの持ち込み・宅配便ロッカーPUDOのいずれかで返送します。到着後、Amazonギフト券残高もしくはクレジットカード等、手続き時に選択した方法で返金されます。