Amazonレビューを集める正しい方法|レビュー依頼のコツ&やってはいけないこと

Amazonについて

Amazonで買い物をする際、レビューをチェックするという人は多いです。他のユーザーの商品に対する満足度や実際の使用感を知ることによって、購入の判断に大いに役立ちます。Amazonで販売をする側としては、商品ページにはぜひ良質なレビューを集めたいところです。

Amazonレビューの重要性

出典:https://ul-logi.jp/blog/logistics/ec-review/

ウルロジが2024年2月に行った調査によると、ECで買い物をする際に重視している項目として過半数の方が「口コミ・レビュー」を挙げています。8割以上の方が価格を重視しているのに次いで、約半数の方が口コミやレビューを重視しており、送料やポイント還元率・クーポンと同程度となっています。これは配送の速さや決済手段よりも多く、ECでの購入時にお客様にとって重要度の高い要素であることが分かります。

商品ページには商品の特徴やスペック・価格などさまざまな情報が表示されていますが、基本的にそれらはすべて販売側から提示される情報です。これに対してレビューは、実際に商品を購入・使用したユーザーからの情報であり、購入を検討しているお客様の目線に近い評価といえます。

多くの高評価レビューがあれば購入の後押しになりますし、反対にネガティブなレビューによって購入を見合わせるケースもあるでしょう。また、レビューが全くなかった場合、ある程度のレビューがある場合と比べて購入の決断がしにくくなることも考えられます。

ECサイトで買い物する際、消費者が本当に重視するポイントは何か?

ネットショップ運営者として知っておきたいのは、「お客様がどのような基準で購入を決定しているか」という点です。消費者が重視するポイントを理解することで、サイト運営や商品販売の改善につながります。今回は、ある調査データを参考に、消費者がECサイトでの買い物の際に特に注目している点を紐解いていきましょう。

消費者が最も重視しているのは「価格」

消費者の80%以上が最も重視している項目は「価格」でした。やはりネットでの買い物において、「安く買えること」は非常に大きな魅力になっています。これはECサイト運営者として特に意識すべき重要ポイントであり、価格設定が競合他社との競争力を大きく左右します。

次いで多かったのが、「送料など、商品価格以外の料金」です。こちらも50%以上の消費者が気にしています。送料がかかる場合は、たとえ商品自体が安くても最終的な価格が高く感じられるため、送料無料キャンペーンや、一定額以上の購入で送料無料になるといった施策が効果的であることを示しています。

意外に見逃しがちな重要ポイント:「口コミ・レビュー」

そして意外と見逃しがちですが、消費者の2人に1人が「口コミやレビュー」を非常に重要視しているという結果も見逃せません。ECサイトでは実際の商品を手にとって確認できない分、他の購入者の体験談や評価を参考にして購入を決める傾向があります。

良い口コミを多く獲得し、サイト内で積極的にアピールすることで、購入率が高まることが期待できます。また、マイナスの口コミが入った場合でも、真摯な対応と改善を行うことにより、信頼度がアップするチャンスにもなります。

その他のポイントも忘れずチェック

他にもポイント還元率やクーポンの存在、配送スピード、決済方法の多様さなども消費者の購入判断を左右しています。細かな部分までサービスを行き届かせることで、顧客満足度をさらに高め、リピーター獲得につながります。

Amazonのレビューリクエスト機能

通常、自発的にレビューを投稿するお客様は少なく、全体の数%程度と言われています。多くのレビューを集めるためには、何らかの働きかけを行いレビュー投稿を促す必要があります。

Amazonにはレビューリクエスト機能があり、商品を購入したお客様にレビューを投稿するようメールで依頼することができます。これは公式の機能であり、違反等には該当しないためぜひ積極的に活用したいところです。

レビューリクエストが行えるのは、お届け日から5日〜30日までです。これより前や、この期間を過ぎたあとでは行えないので注意してください。

セラーセントラルからレビューリクエストを行う方法は下記の通りです。

  1. 「注文」-「注文管理」をクリック
    Amazon 管理画面 レビュー依頼
  2. 右上の「FBA注文を表示」をクリックし、該当する注文番号をクリック
    Amazon レビュー依頼
  3. 詳細ページ右上の「レビューリクエスト」をクリック
    アマゾン レビュー催促
  4. 「ご注文のレビューをリクエストしますか?」と表示されたら、「はい」をクリック

クリックだけの簡単な操作でレビュー依頼ができるので、レビューを集めたい場合にはぜひ利用してみていはいかがでしょうか。

ただし、1件ごとに手動で送信する必要があるため、数が多くなると対応が難しくなる場合もあります。レビューリクエストの一括送信を行う専用ツールもあるので、レビュー依頼の自動化・効率化を行いたい場合はご検討ください。

5-30日以外の場合のレビューリクエスト をした場合は
アマゾン レビュー催促
こんな感じでレビューをリクエストすることができなくなります。

レビュー依頼のコツ

前述のように、セラーセントラルからレビューリクエストを行えるのはお届け日から5日〜30日までとなっています。この期間内であればシステム上いつでもレビュー依頼を行えますが、一般的に、最適なタイミングはお届けから約1週間後と言われています。

お届け直後だと、商品を受け取ったものの開封していないケースも多く、まだ実際に使用していないからレビューは書けないなとなってしまったり、「使うのが楽しみです」というような他のユーザーの参考になりにくいレビューが投稿されてしまったりします。

反対に、お届けから時間が経ちすぎると、商品に対する興味関心が購入直後と比べて下がってしまって、積極的にレビューを投稿する心理になりにくいです。

1週間後くらいだと、届いた商品を実際に使用してみて「ここが良い」「ここが気になる」といった具体的な実感が湧いているタイミングなので、レビュー投稿を促すにはちょうどよい頃合いです。

レビュー依頼の際にやってはいけないこと

お客様にレビュー投稿を依頼する際、高評価を求めたり、報酬を提示したりする行為は禁止されています。

自社の製品やサービスに関するコンテンツの投稿を他の人に依頼する場合は、中立的な内容にしてください。たとえば、肯定的な評価やレビューを残すように依頼したり、影響を与えようとしたりしないでください。
コンテンツの作成、編集、投稿に対する報酬の申し出、要求や受け取りを行わないでください。報酬には、製品の無料化や割引き、返金、および払い戻しが含まれます。レビューを投稿する方に特別価格や償還を提供して、「Amazon.co.jpで購入済み」ラベルを偽装しようとしないでください。

Amazonコミュニティガイドラインより引用

出品者としては、できるだけポジティブなレビューを書いてほしいというのは正直な思いです。しかし、実際に商品を使用したユーザーの声を購入を検討する人に伝え、購入判断の一助としてもらうのがレビュー本来の役割であることを考えると、出品者からの働きかけによってレビュー内容が歪められてしまうのは望ましくありません。

このほか、投稿されたレビューに対し修正や削除を求める行為・自社ECや他のモールに誘導する・お客様の個人情報を収集する等もNGです。

Amazon Vineプログラム

レビューリクエスト機能は商品を購入したお客様にレビュー投稿を依頼するものですが、そもそも販売数自体が思うように伸びていない状況ではレビュー獲得も難しくなります。

Amazon Vineプログラムでは、質の高いレビューを投稿しているユーザーに商品を無料で提供し、有用なレビューを集めることができます。Vineプログラムを通じたレビューには特別なバッジがつき、通常のレビューと並んで商品ページ上に表示されます。

参加には一定の条件があり、また、商品を提供してもレビュー投稿が確約されているわけではない点・手数料が発生する点などに注意が必要ですが、レビュー獲得に悩んでいる場合にはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

Vineプログラムについて、詳しくは過去記事「Amazon独自のレビュー施策プログラムとは」をご参照ください。

その他のレビュー獲得方法

レビューリクエスト機能やVineプログラム以外の方法としては、商品にレビュー依頼のレターを同梱する方法があります。

購入のお礼とともに「商品の感想をお寄せください」等の形でレビュー投稿を呼びかけます。商品にレターを同梱すれば開封時に必ず目にするので、メールでのレビュー依頼よりも見過ごされる可能性は低いです。

レターの作成や同梱には手間がかかりますが、思うようにレビューが集まらない状況では試してみる価値はあるでしょう。

Amazonレビューを集める正しい方法|レビュー依頼のコツ&やってはいけないこと

ECサイトを利用する際、多くのお客様がレビューを参考にしています。出品者としては、レビュー獲得にはぜひ積極的に取り組みたいところです。Amazonにはレビューリクエスト機能があり、商品を購入したお客様にレビュー投稿を依頼するメールを送ることができます。また、良質なレビュー投稿者に商品を提供しレビュー獲得を目指すVineプログラムもあります。売上アップにつながる重要な要素のひとつとして、レビュー獲得率向上に取り組んでいきましょう。

Amazon 商品登録代行とは +Amazonレビューの意味合いを直視する

 Amazonレビューを集めたい・・・でもその前にやっぱり商品登録を進めたいって店舗さんは多いのではないでしょうか?とはいえ、日々の仕事や日常業務に終われやらないといけないのに、なぜか一番重要なアマゾン商品登録が後回しになってしまうのは一体なぜなのか?それは一重に面倒くさい、とにかくわけがわからない、エラーが頻発してイライラする、Amazonのケースから問い合わせしてもたらい回しになって一向に業務が進まない。などなど、本当の多数の障害と意欲削ぐシステムとなっているのがAmazonの商品登録となります。笑っちゃいますが本当です。そんな時に強い味方として商品登録センターの意義があります!Amazonの商品登録代行 Amazon商品登録外注 では、新規商品登録から相乗りや各種申請等の代行を行っております。現状では、バリエーションがバラバラになってしまった。昔登録して修正をかけようとしたらエラーが出て進まない。新規商品登録をしようとしたらエラーが出て登録ができないなどなど、、、Amazon レビュー を促進や催促する前の段階でつまづいてしまって進まないとなっていませんか?アマゾン 商品登録代行に関してお気軽にお声がけください。お見積もり・ご相談お待ちしております♫

Amazonレビューの意味合いとは?(おまけ)

Amazonの商品登録は、「ASIN(エイシン)」と呼ばれるAmazon独自のカタログに対する商品登録のことを指します。

例えば楽天市場のようなモールでは、商品登録といえば自社のショップ内に商品を登録するイメージですが、Amazonの場合は「Amazonが管理する共通の商品カタログ」への登録となるため、考え方が全く異なります。自社のルールや都合は通用せず、Amazonの規則に従う必要があります。

また、Amazonに掲載された商品レビューは、自社ショップにつけられたものではなく、あくまで「Amazonの共通カタログ(ASIN)に対してついたレビュー」という位置づけになります。これは、自社で一生懸命商品登録を行っても、他の出品者にカートを奪われた場合、商品レビューまで奪われてしまう可能性があることを意味します。

Amazonで販売する場合、レビューはASINに紐付けられ、常にAmazonの管理下にあります。つまり、相乗り出品(他社の商品カタログを利用して価格競争をする販売方法)を行っている限り、自社独自のレビューとして積み上げるのは難しいのが現実です。

そのため、Amazonで長期的に安定して売上を伸ばし、かつ良いレビューを自社の資産として蓄積するためには、「自社が独自に開発したオリジナル商品」を販売し、相乗りされない状態を作り出すことが理想的です。価格競争だけに頼るのではなく、オリジナル商品を展開することで、自社ブランドの価値を高めながらレビューを資産化していくことができます。

Amazonでのレビュー戦略を見直すことは、自社の商品戦略や販売方法そのものを再検討するよい機会になるかもしれません。ぜひ一度、この機会に自社のAmazon戦略を振り返ってみてはいかがでしょうか。